米バイデン政権 北朝鮮が「偵察衛星」と主張の飛翔体「新型ICBM」と結論づけ
アメリカのバイデン政権は、北朝鮮が先月と今月の2回行った飛翔体の発射は、いずれも新型のICBM=大陸間弾道ミサイルのシステムの実験だった、と結論づけました。
アメリカ政府高官によりますと、バイデン政権は、北朝鮮が先月27日と今月5日に行った飛翔体の発射は、アメリカ本土を射程に入れるICBM=大陸間弾道ミサイルのシステムの実験だったと結論づけました。
このシステムは、2020年の軍事パレードや去年開かれた兵器の展覧会で公開されていたものだとも分析しています。北朝鮮はこの2回の発射について、偵察衛星の開発実験を行ったと、主張しています。
アメリカ政府高官は、アメリカ財務省が近く北朝鮮への追加制裁を実施することも明らかにしました。
北朝鮮による相次ぐ弾道ミサイルの発射をめぐっては、アメリカのインド太平洋軍は今週から、朝鮮半島西側の黄海での監視や偵察活動、ミサイル防衛部隊の準備態勢の強化を指示しています。