米軍、北ミサイルへの防衛態勢を強化
アメリカのインド太平洋軍は9日、北朝鮮の相次ぐ弾道ミサイル発射を受けて、警戒監視活動やミサイル防衛の準備態勢を強化したと明らかにしました。
インド太平洋軍は声明で、北朝鮮による弾道ミサイルの発射が相次いでいることを受け、今月7日付で、朝鮮半島の西側に位置する黄海での警戒監視活動を強化し、弾道ミサイル防衛の準備態勢も強化するよう命じたと明らかにしました。
北朝鮮のミサイル発射を「近隣諸国や国際社会への脅威となっている」と改めて非難した上で、「韓国と日本の防衛に対するアメリカの関与は、引き続き確固たるものだ」としています。
北朝鮮は今年だけですでに9回、弾道ミサイルなどを発射しているほか、アメリカの研究機関の専門家は今月、2018年に閉鎖された北朝鮮北東部の豊渓里にある核実験場で、新たな建物の建設や復旧作業とみられる動きが確認されたとしています。