金正恩氏 偵察衛星の開発現場を視察“米軍と追従勢力の行動監視を”
北朝鮮の金正恩総書記は偵察衛星の開発現場を視察し、目的はアメリカ軍と追従勢力の行動を監視するためなどと主張しました。
10日付の「労働新聞」は金正恩総書記が国家宇宙開発局を訪れ指導したと報じました。視察の日時は伝えられていません。
金総書記は軍事偵察衛星の開発目的について、韓国、日本、太平洋上での「アメリカ軍とその追従勢力の行動をリアルタイムで北朝鮮の軍に提供するため」と主張、今後、多くの偵察衛星を配備する方針を示しました。
また、金総書記は最近、国家宇宙開発局が行った「重要実験」について満足の意を示したということです。
北朝鮮は先月27日と今月5日に偵察衛星開発のための実験と主張し、弾道ミサイルを発射しています。
今後、衛星の打ち上げとして、ICBM=大陸間弾道ミサイルを発射する可能性も指摘される中、アメリカなどをけん制する狙いがあるとみられます。