南北関係閣僚が突然辞意表明…文政権混乱
北朝鮮は17日午後、開城の南北共同連絡事務所を16日に爆破した際の映像を公開し、韓国に圧力は強めていることをアピールしました。一方、韓国では担当閣僚が突然辞意を表明するなど混乱も生じています。
北朝鮮の国営テレビが午後3時過ぎに放送した映像では、連絡事務所が爆発音とともに崩れ、大きな灰色の粉じんの中で崩れていく様子が確認できます。
朝鮮中央テレビ「反省の兆しもない連中に罪の代償を払わせるための第1段階の行動だ」
北朝鮮はさらなる行動として、南北協力の象徴とされる開城工業団地と金剛山観光地区に軍を展開させる方針などを表明し、韓国側を圧迫しています。
一方、韓国大統領府も金正恩委員長の妹・与正の談話について、「非常に無礼で非常識」などと強い言葉で批判し、対抗措置も辞さない構えを示しました。
ただ、こうした中で韓国政府で南北関係を統括する金錬鉄統一相が関係悪化の責任を取るとして突然、辞意を表明しました。
金錬鉄統一相「雰囲気を刷新するきっかけを用意することも私の責務ではないかと思う」
韓国メディアは、政府内でも予想できなかったことと伝えていて、南北の融和を優先してきた文在寅政権の中で混乱が生じています。