経済活動を段階的に再開しているロシア・モスクワで、２３日、飲食店などの屋内での営業が認められ、営業規制が全面的に解除されました。

モスクワでは、３月末から飲食店の営業が禁止され、先週からは屋外のテラス席のみ営業が再開していましたが、２３日、感染防止対策を条件に、屋内での営業も認められました。

客「（店内の方が）便利、また閉鎖しないよう期待している」

地元メディアによりますと、モスクワ市内では、営業規制の影響で、主要な繁華街の飲食店などのうち、およそ４％が廃業に追い込まれたということです。

この日は、フィットネスクラブや運動場などのほか、観光客に人気のモスクワ川クルーズも再開されました。

２３日から結婚披露宴が解禁になったことで、結婚を控えたカップルが登録所を訪れています。

登録所で婚姻の手続きを済ませたカップルは、親族らとともに結婚を祝いました。

新婚の夫婦「（制限があった）３か月間で絆がさらに強まった」

モスクワでは、いまも連日１０００人を超える新たな感染者が確認されていますが、ロシア政府は、２４日に予定されている戦勝記念を祝う軍事パレードを前に、経済の再開をアピールしたかたちです。