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米専門家トップ「一部で気がかりな急増」

2020年6月24日 10:49

アメリカの一部の州で、新型コロナウイルスの感染が拡大する中、トランプ政権の専門家のトップは23日、「いまだ第1波のまっただ中で気がかりな急増が起きている」と警告しました。

専門家トップ・ファウチ所長「我々は、いまだに第1波のまっただ中にいる。一部では気がかりな感染者の急増が起きている」

国立アレルギー・感染症研究所のファウチ所長は、この1週間で感染者数が急増している南部のフロリダ州やテキサス州、アリゾナ州について、「次の2、3週間の対応が正念場になる」と指摘しました。

一部の専門家は、これらの州が十分な対策をとらないまま、早い時期に経済活動を再開したことが要因だと批判しています。

一方で、トランプ大統領が検査を拡大したために感染者数が増えたとして「検査件数を減らすよう指示した」と述べたことについて、ファウチ所長は「私が知る限り、誰もそうした指示を受けていない」と明らかにしました。

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