ブラジル 経済活動の制限緩和始まる
新型コロナウイルスの感染者が世界で2番目に多いブラジルのサンパウロ州で1日、経済活動の制限の段階的な緩和が始まりました。
ブラジルでは、これまでに世界で2番目に多い50万人以上の感染が確認されています。こうした中、サンパウロ州で1日、今年3月下旬から制限されていた経済活動の段階的な緩和が始まりました。
サンパウロ市では、現在、レストランの店内営業などが禁止されていますが、感染者が急増する中での緩和方針に不安の声が上がっています。
サンパウロの居酒屋店主・村中香織さん「1日から洋服店などが オープンするので、(感染者が)増えるのではないかと思っている。もうちょっと(感染が)緩やかになってから(店を)オープンさせたいと思っている」
ブラジルでは、ボルソナロ大統領が経済活動を優先する姿勢を貫いていて、現地メディアは、サンパウロ州での緩和の背景に経済界からの圧力があった可能性があると伝えています。