ASEAN首脳会議 南シナ海問題「懸念」
ASEAN(=東南アジア諸国連合)の首脳らが26日、テレビ会議を行いました。議長声明案では、中国が進出を強める南シナ海の問題について「懸念」が示されています。
ASEAN首脳会議は新型コロナウイルスの影響で、テレビ会議の形式で行われました。会議では新型コロナウイルス対策のほか、中国が実効支配を強化している南シナ海の問題などが議論されたとみられます。
NNNが入手した議長声明案よりますと、南シナ海の問題については、「地域の平和と安定を損なう可能性のある活動に関して、いくつかの懸念に留意する」と去年に続き「懸念」の文言が盛り込まれています。
また新型コロナウイルスについては、「前例のない課題を認識した」とし、加盟国の協力を強化することなどが盛り込まれています。