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感染急増のテキサス州 日本人医師“深刻”

2020年7月9日 10:40

新型コロナウイルスの感染が再び拡大しているアメリカで8日、感染者数が300万人を超えました。感染者が急増している南部テキサス州の日本人医師がNNNの取材に深刻な状況を語りました。

ジョンズ・ホプキンス大学の集計で8日、アメリカの感染者数は300万人を超えました。1か月足らずで100万人増加したことになります。

南部テキサス州やフロリダ州では1日あたりの感染者数が1万人前後と急増していて、感染拡大に歯止めがかからない状況です。

テキサス州ヒューストンの病院に勤務する日本人医師が深刻な状況を語りました。

テキサス州ベイラー医科大学・福田由梨子医師「5月に1回患者さんの数は減ったんですけど、6月に急速に増え続けて、いまもうこの3週間で入院患者の数は2倍、3倍に増えています。20代、30代の方が感染者の6割7割を占めている」

経済活動の再開に伴い若い人に感染が広がっているということです。

福田由梨子医師「どうやって医者を確保するか、どうやって看護師を確保するか、どうやってベッドを確保するかというのはすごく大きな問題で。私のこのN95マスクももう何日使っているかもわからないし、1日1回替えるほどないので、使えなくなるまで使ってくださいというのはどこの病院でもいわれている」

いまの状況が数週間続けば、医療資源の不足も懸念されるということです。