病院経営「かなり深刻」 医団連が危機感
新型コロナウイルスの感染拡大で外来を利用する患者などが減少している影響で、病院の経営が「かなり深刻な状況だ」と医療関係者の団体が危機感をあらわしました。
医療団体連絡会議によりますと、院内感染のリスク回避で外来患者が減っていることや、新型コロナウイルス患者の受け入れに備えベッドを空けるなどしていることなどから、病院の収入が大幅に減っているということです。
都内では、4月だけで去年に比べて1億円7千万円以上収入が減った病院もあるということです。
このため、医療団体連絡会議は6月には倒産する病院もでてきて、「医療崩壊が現実のものになる」と強い危機感をあらわにしました。
連絡会議は、病院の減収分については何らか形で補填するよう国に求めています。