“予備選は違法”香港の民主活動家らが反発
香港の民主派が行った「予備選挙」について、中国政府が香港国家安全維持法に違反するとの見解を示したことに対し、民主活動家らが反発しています。
香港の民主活動家で、2014年の雨傘運動の中心メンバーだった黄之鋒さんらは、中国政府が「香港国家安全維持法」を理由に予備選挙を違法とすることに抗議しました。
民主活動家・黄之鋒氏「(予備選によって)私たちの思いは国際社会に伝わった。中国政府に屈服するべきではない」
香港の民主派は、9月の立法会議員選挙で共倒れを防ぐために先週末に予備選挙を実施し、目標を上回るおよそ61万人が投票しました。この結果を受けて民主派の統一候補を決定する予定です。
しかし、中国政府はこの予備選挙について、「国家安全維持法に違反している」「現行の選挙制度に対する深刻な挑発だ」などと強く非難しています。
香港では民主派の候補者が出馬を認められなかったり、逮捕されたりするのではないかとの懸念が広がっています。