“香港国安法”違反 民主活動家ら指名手配
香港の警察が、海外に渡った民主活動家ら6人を「香港国家安全維持法」に違反した疑いで指名手配したと現地メディアが伝えています。
香港メディアなどによりますと、指名手配されたのは、香港の民主活動家で現在は海外で活動している羅冠聡氏ら6人です。羅氏らは国家分裂をあおったなどとして、香港の反政府デモなどを取り締まる「国家安全維持法」に違反した疑いが持たれています。
羅氏はこの法律が6月に施行された直後、身の危険を感じ香港から出てイギリス・ロンドンに滞在しています。その後、アメリカのポンペオ国務長官と面会し、国際社会に協力を呼びかけたほか、SNSなどで中国や香港政府の批判を続けてきました。
香港に戻れば逮捕されますが、羅氏は「私に何の罪があるのか分からない」とコメントしています。