事故当日に船内で誕生パーティーか 油流出
インド洋のモーリシャス沖で、海運大手「商船三井」が運航する貨物船から燃料の油が流出した事故で、地元メディアは13日、乗組員が、船はWi-Fiに接続するために陸に近づいたと話していると伝えました。
商船三井が運航する貨物船「WAKASHIO」は、先月25日にモーリシャス沖で座礁し、その後、燃料の油が流出しました。
地元メディアによりますと、複数の乗組員が捜査当局に対し、Wi-Fiに接続するために船が陸に近づいたと説明しているということです。
さらに、事故が起きた日に船内で乗組員の誕生日パーティーが開かれていたと話しているということで、こうした行動が事故の原因となった可能性もあります。
これについて商船三井は、「まだ乗組員からの聞き取りが進められていないため、事実関係は分かっていない。引き続き、現地の捜査機関に全面協力していきたい」とコメントしています。
モーリシャス政府は環境非常事態宣言を出し対応にあたっているほか、日本など各国の援助隊が現地に入り支援を行っています。