×

文大統領“慰安婦”「被害者中心主義で…」

2020年8月14日 15:38

韓国政府が「慰安婦をたたえる日」とする14日、文在寅大統領は式典にメッセージを寄せ、“被害者中心主義”で問題を解決するとの考えを強調しました。

韓国中部の天安で開かれた政府主催の式典には、ことし5月に支援団体「正義記憶連帯」の運営の不透明さなどを批判した元慰安婦の李容洙さんも参加しました。

文大統領はビデオメッセージで、「問題解決の最も重要な原則は、“被害者中心主義”だ」と述べ、元慰安婦が受け入れられる現実的な方法で問題を解決するとの考えを示しました。

一方で、李容洙さんが指摘した支援団体をめぐる問題については直接言及せず、「言葉を胸に深く刻む」と述べるにとどめました。

一方、横領などの疑いで刑事告発されている支援団体の前理事長・尹美香議員について、13日、韓国の検察は、初めて事情聴取を行いました。聴取は14日未明まで14時間以上行われ、韓国メディアは捜査が最終段階に入ったなどと伝えています。