元慰安婦女性 疑惑の支援団体を改めて批判
韓国で、元慰安婦の女性が25日に会見を行い、寄付金の不正流用疑惑などが取り沙汰されている支援団体を改めて批判しました。
元慰安婦の李容洙さんは、今月7日に続いて大邱市内で会見し、行動を共にしてきた支援団体「正義記憶連帯」の運営の不透明さなどを改めて批判しました。
李容洙さん「慰安婦を利用したことは到底許せない。罰を受けなければならない」
李さんは団体の尹美香前理事長について「私利私欲をもって勝手に国会議員に出馬した」などと非難し、先週、突然会いに来たが許していないと述べました。
また、毎週、日本大使館前で行われている抗議集会についても、「被害者の名誉を回復できる別の方法を日韓両政府と市民で見いだすべきだ」と主張しました。
寄付金流用などの疑惑については先週、検察当局が強制捜査に乗り出していて、李さんは「すべて検察庁が明らかにするだろう」と述べ、詳細は語りませんでした。
捜査が進む中で、今後、政権与党が尹前理事長の国会議員への就任を容認するのかなどが焦点です。