韓国 日本への抗議集会、別の場所で初開催
韓国の元慰安婦の支援団体が、28年にわたり、毎週水曜日に開いてきた日本政府への抗議集会をめぐり、開催場所としてきた慰安婦像が設置されている日本大使館前から、24日に初めて場所を移して行われました。
元慰安婦の支援団体「正義記憶連帯」は24日、慰安婦像が設置されているソウルの日本大使館前ではなく、隣のビルの前で、「水曜集会」を開きました。
寄付金の不正流用疑惑などをめぐり、「正義記憶連帯」を批判する保守系の団体が先に、日本大使館前で集会を開くと警察に申告したためで、「水曜集会」が28年前に始まって以来初めて、日本大使館前を明け渡した形です。
ただ、慰安婦像の周りでは、「正義記憶連帯」とは別の大学生らの団体が、場所を奪われないよう、座り込みを続けました。
警察は大学生らに対し、保守系の団体が集会を申告しているとして場所を明け渡すようたびたび警告しましたが、強制的な排除は行わず、大きな混乱はありませんでした。