北朝鮮の金正恩総書記は来年の方針などを決める朝鮮労働党の重要会議で戦争準備を加速するよう指示しました。

北朝鮮の国営メディアは、朝鮮労働党中央委員会の総会2日目が27日に開かれ、金総書記が来年の方針を示したと報じました。金総書記は、アメリカなどによって朝鮮半島の軍事情勢は極限に至ったと指摘した上で、軍や軍需工業部門、核兵器部門などが戦争準備を加速させるための課題を示したということです。

また、「戦略的な協力関係を拡大し国際規模で共同闘争を展開する」と明らかにしたとしていて、ロシアなどとの協力をさらに強化する方針を示した形です。

北朝鮮メディアは「総会は議案の討議を続けている」と伝えていて、総会終了後に来年の方針の具体的な内容を明らかにするものとみられます。