韓国・公州市の農協で強盗事件がありました。金を奪った男がバイクで逃走しましたが、職員が追いかけるとバイクが転倒、男は確保されました。防犯カメラが、その一部始終を捉えていました。

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農協の支店に向かう黒ずくめの男。店内で支店長に近づき、包丁のようなものを見せると、ほかの職員にも近づき、店から出るよう迫りました。

農協の支店に現れた黒ずくめの男は、支店長に近づき包丁のようなものを見せると、ほかの職員にも近づき、店から出るよう迫りました。しゃがんでしまった女性職員にも凶器をちらつかせ、部屋から追い出しました。すると男は机の上に置かれたものを次々とカバンに入れ、最後にもう一度威嚇して逃走しました。 

店を出た職員が追いかけると、次の瞬間、バイクで逃げる男が転倒しました。

目撃者
「職員がバイクを押したのでバランスを取れず、バイクが揺れていました」

男は立ち上がって走り出しましたが、職員が後ろのタイヤを蹴ると、バイクは再び転倒しました。最後に職員らがコーンのようなものでたたき、その後、通報を受けた警察が確保しました。

警察によると、男がカバンに入れたのは現金3700万ウォン、日本円で約380万円です。

農協の支店長
「（組合員たちが）苦労してかせいだお金なのに、失うわけにはいかないでしょう。それでなんとか捕まえないといけないと思って…」

警察によると、42歳の男はインターネット賭博などで全財産約2億円を失ったことから、強盗を計画。逃げるために使ったバイクも盗んだものとみられるということです。