FRB議長「インフレ圧力は依然高い水準」金利0.25%引き上げ
アメリカの中央銀行にあたるFRB(=連邦準備制度理事会)は3日、金融政策を決定する会合を開き、0.25パーセントの利上げを決めました。
FRBは3日、政策金利を0.25パーセント引き上げることを決めました。利上げは10会合連続で、リーマンショック前の2007年以来の水準に並びました。
ファースト・リパブリック・バンクなど銀行の経営破綻が相次ぎ、金融不安がくすぶる中、インフレを抑え込むことを優先した形です。
FRBパウエル議長「インフレ率は、去年の半ば以降いくぶん緩やかになっている。しかし、インフレ圧力は依然として高い水準で、2%の目標まで道のりは遠い」
パウエル議長はこのように述べた上で、今後の引き締め策を判断する際は、データを考慮するとしていて、利上げ打ち止めの可能性を示唆しました。