米ファースト銀が経営破綻 リーマンショック以降、最大規模の銀行破綻…バイデン大統領「すべての預金者を確実に保護するための措置を講じた」
経営悪化が懸念されていたアメリカの地方銀行の一つファースト・リパブリック・バンクが経営破綻しました。アメリカの銀行の破綻はこの2か月で3行目で、リーマンショック以降、最大規模の銀行の破綻となります。
記者「経営破綻したファーストリパブリック銀行ですが、きょうも通常通り営業をしています」
アメリカのFDIC=連邦預金保険公社は、1日、経営悪化が懸念されていたファースト・リパブリック・バンクが経営破綻し、銀行大手のJPモルガン・チェースが全ての預金と資産を買収すると発表しました。
銀行の顧客「喪に服しているような気分です。本当にがっかりです」「他にも破綻する銀行が出てくると思います」
ファースト・リパブリック・バンクの資産規模は4月13日時点でおよそ2291億ドル=日本円でおよそ31兆円で、経営への不安が高まる中、預金の流出が続いていました。
破綻を受け、バイデン大統領は、「すべての預金者を確実に保護するための措置を講じた」と強調しました。