米のウクライナ軍事支援“あと1回”で予算枯渇の恐れ 政府高官が警告
アメリカ政府高官は18日、ウクライナへの軍事支援について、議会が追加予算を成立させなければ、あと1回の支援で予算が枯渇する恐れがあると警告しました。
アメリカ・ホワイトハウスのカービー戦略広報調整官は18日、今月末にウクライナへの追加の軍事支援を計画していることを明らかにしました。
その上で「これ以上の支援を行う権限は我々にはない」と述べ、議会が追加予算を成立させなければ、今回が最後の支援になる恐れがあると警告しました。
バイデン政権は議会に対し、ウクライナ支援の予算が年内に枯渇するとして追加予算を求めていますが、野党・共和党は「予算はアメリカの国境警備に使うべきだ」と主張していて、成立する見通しが立っていません。