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米韓合同軍事演習が延期 参加者コロナ感染

2020年8月16日 15:42

朝鮮半島での有事を想定した米韓合同の軍事演習は、予定から2日遅れて18日から始まると韓国軍が発表しました。参加者から新型コロナウイルスの感染者が出たためとみられます。

韓国軍は16日、米韓合同の軍事演習について18日から28日まで行うと発表しました。もともとは16日からの予定でしたが、韓国メディアは、演習に参加する韓国軍の幹部が新型コロナウイルスに感染していることが分かったため、延期されたと伝えています。

演習はコンピューターによる図上での演習が中心で、「連合防衛体制の維持に重点を置く」としています。すでに春の演習は新型コロナの影響で見送られ、今回の演習の規模も例年より大幅に縮小される見通しです。

また、朝鮮半島有事の際の作戦指揮権について、文在寅大統領は任期中にアメリカからの返還を目指していましたが、今回、予備的な検証しか行えず、返還の遅れが避けられないとの見方も出ています。

演習について北朝鮮はこれまで繰り返し批判していて、今回も反発が予想されます。