商船三井が運航の貨物船 2つに割れる
インド洋のモーリシャス沖で商船三井が運航する貨物船が座礁し、大量の重油が流出した事故で、15日、貨物船の船体が2つに割れたことが確認されました。
モーリシャス政府は15日、貨物船の前方部分が大きく分離し、エンジン部分などに残っていた油が流出したと発表しました。また、船体を沖合にえい航する準備を進めているとしています。
商船三井によりますと、船内に残っていた燃料油の回収はほぼ終えていて、今回の油の流出は「限定的と推定される」ということですが、被害の拡大が懸念されます。
また、モーリシャス政府は14日、油の流出による損害について、船の所有者と保険会社に補償を求めるとの声明を出しました。地元の漁民や企業などに対して、被害を届け出るよう呼びかけています。