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チハノフスカヤ氏“国のリーダーになる”

2020年8月17日 21:17

大統領選挙の結果を巡って混乱する旧ソビエトのベラルーシで、選挙で敗れた主婦・チハノフスカヤ氏が自ら、国のリーダーになると主張するビデオを公開しました。

チハノフスカヤ氏は大統領選の後、ベラルーシから脱出し、大統領選に不正があったとしてやり直しを求めています。

その上で、ルカシェンコ大統領による独裁政権に終止符を打ち、自らが大統領になる決意を表明しました。

チハノフスカヤ氏「責任を引き受けて、国民のリーダーの役割を果たす用意がある」

16日には、チハノフスカヤ氏が平和的な抗議活動を呼びかけたことを受けて、首都・ミンスクで数万人規模の反政権デモが行われました。

一方、ルカシェンコ大統領は、選挙のやり直しを認めない方針を示していて、連日、ロシアのプーチン大統領と電話会談を行い、軍事面も含めた支援を取り付けたと反体制派をけん制しています。

しかし、市民らの抗議活動は、国営企業の労働者がストライキをするなど広がりをみせていて、事態は深刻化しています。