アメリカ 2月の消費者物価指数、8か月連続で鈍化
アメリカの2月の消費者物価指数は、8か月連続で鈍化しました。
アメリカ労働省が14日に発表した2月の消費者物価指数は、前の年の同じ月と比べて6.0%上昇しました。事前の市場予想と同じ結果で、8か月連続の鈍化となりました。
変動の大きい食品とエネルギーを除いた上昇率は5.5%となっています。
記録的なインフレを抑え込むため、FRB(=連邦準備制度理事会)は利上げを継続してきましたが、シリコンバレーバンクなど銀行の相次ぐ経営破綻で、金融システムの不安定化への懸念が高まっています。
こうした中、FRBが今月21日から22日にかけて開く政策会合で、金融システムの安定とインフレの沈静化に向けどのような判断を下すか注目です。