ベラルーシで大規模デモ 10万人以上参加
大統領選挙の不正疑惑をめぐり混乱が続く旧ソビエトのベラルーシでは、23日も大規模な抗議デモが行われ、過去最大級となる10万人以上が参加しました。
23日、ベラルーシの首都・ミンスクの広場には、過去最大級となる反体制派の市民10万人以上が集結し、大統領選挙のやり直しと政治犯の釈放を訴えました。
これに対し、デモの様子をヘリコプターで上空から視察したルカシェンコ大統領は「まるでネズミどもが駆け回っているようだ」などと発言したと地元メディアが報じました。大統領は、厳しい取り締まりに乗り出すものとみられます。
こうした中、ロイター通信によりますと、アメリカのビーガン国務副長官は情勢を協議するため、選挙後に隣国のリトアニアに出国した反体制派候補のチハノフスカヤ氏と会談する予定です。その後、モスクワを訪問し、ルカシェンコ大統領の後ろ盾となっているロシアとも協議する予定だとしています。