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ARCC アフリカの「ポリオ根絶」宣言

2020年8月26日 17:58

乳幼児などが感染すると手足のまひなどを引き起こすおそれのあるポリオが、アフリカで根絶されたと宣言されました。

アフリカでのポリオの感染状況を判断する独立委員会・ARCCは25日、野生株のポリオがアフリカから根絶されたと宣言しました。

ポリオウイルスは、主に乳幼児が感染すると手足にまひなどが起きるおそれがあります。

アフリカでは1990年代に、年間およそ7万5000人の子供がポリオによるまひを起こしたとされていますが、ワクチン接種が進み、アフリカで野生株のポリオが確認されたのは、4年前のナイジェリアが最後となっていました。

これで、野生株のポリオが根絶されていない国は、アフガニスタンとパキスタンだけになります。

今回の根絶宣言についてWHOのモエティ・アフリカ地域事務局長は、「アフリカにとって画期的な出来事だ」と評価する一方、まだ生ワクチンのウイルスが変異して感染するケースが報告されていることから、引き続き警戒を呼び掛けています。