「死ぬ必要がない子供たちの命が…」 ガザ地区病院“パンク状態” WHOが視察
WHO=世界保健機関の職員が、空爆が行われたガザ地区中部にある病院を視察し子供達の命が奪われ続けている惨状を訴えました。
現地を視察・WHO担当者
「蘇生室で治療を受けている9歳の男の子は鎮痛剤を投与されている。死に至る苦しみを少しでも和らげるために」
「死ぬ必要がない子供たちの命が奪われ続けている」
ガザ地区中部のアル・アクサ病院を視察したWHO職員はこう述べ、空爆で致命傷を負った子どもたちの惨状を訴えました。
アル・アクサ病院がある中部の難民キャンプでは、空爆で70人が死亡したとされ、病院には負傷した住民が次々と運ばれてきています。
WHOによりますと負傷者の数は、病院の収容能力をこえていて、多くが治療が間に合わずに亡くなっているとしています。