台湾国防部は、中国軍機27機を台湾の周辺で確認したと発表しました。このうち無人機1機が台湾のまわりを周回するように飛行したということです。

台湾国防部によりますと、3日午前6時までの24時間に、中国軍機27機と、艦船7隻が台湾の周辺で活動しました。そのうち無人機1機が、台湾の設定した防空識別圏内を北東から南西に周回する経路で飛行したということです。

国防部は、「軍用機や陸上のミサイルシステムなどを使って、事態を監視している」と強調しています。

中国軍の無人機を巡っては、先月初めて、台湾の防空識別圏内を半周する形での飛行が確認されており、長距離での飛行能力を誇示し、台湾への圧力を強める狙いがあるとみられています。