トランプ氏 ワクチン実用化「来月中かも」
アメリカのトランプ大統領は7日、新型コロナウイルスのワクチンの実用化の時期について「来月中かもしれない」と述べ、11月の大統領選前の供給開始に改めて期待感を示しました。
トランプ大統領「大きなサプライズになるかもしれない。(実用化は)10月中の可能性がある」
トランプ大統領は会見で、11月3日の投開票日前の実用化の可能性に改めて言及した上で、「私のリーダーシップのもとでワクチンは記録的な早さで生産されるだろう」と述べ、自身の成果としたい意向をにじませました。
記者から「政治的な発言ではないか」と問われると、大統領は否定した上で「政治的であろうとなかろうと、実用化が早いのはいいことだ」と反論しました。
ワクチンの実用化をめぐっては、アメリカの製薬大手「ファイザー」のCEOが、10月末までに有効性を判断できるとの見通しを示しているほか、CDC(=疾病対策センター)がすべての州に対し、11月初旬からワクチンの供給を始められるよう、準備を促す通知を出したと報じられています。