中国軍機が台湾の防空圏に約40回進入
台湾政府は中国軍の多数の戦闘機が台湾の防空識別圏に進入したと発表しました。進入はあわせておよそ40回と異例の多さです。
台湾国防部は10日、緊急会見を開き、中国軍の戦闘機21機が9日、台湾南西の防空識別圏に進入したと発表しました。10日にも、同規模の中国軍の戦闘機が進入し、2日間で進入はおよそ40回にのぼったということです。台湾メディアは「異例の多さだ」と伝えています。
台湾側は、進入をうけ戦闘機を緊急発進させるなどして対応したということです。台湾国防部は「中国軍が2日連続で演習を実施し、地域の平和と安定を脅かした」「重大な挑発行為だ」と中国を非難しています。
中国と台湾の緊張が一層高まる可能性があります。