韓国 コロナ対策部署を独立した行政機関に
韓国政府は、新型コロナウイルス対策を担当する部署を、12日、独立した行政機関に格上げします。文在寅大統領は、トップを務める人物を、韓国の新型コロナウイルス対策の「英雄だ」と評価しました。
文大統領は11日、中部の清州にある疾病管理本部を訪れ、12日に発足する疾病管理庁のトップとなる鄭銀敬本部長に任命状を手渡しました。
文大統領は、検査や隔離などを徹底して行う韓国の新型ウイルス対策を「K防疫」と称していて、陣頭指揮をとってきた鄭氏を「世界で模範と認められた『K防疫』の英雄だ」と評価し、「一日も早く日常が戻るように最善を尽くしてほしい」と期待を寄せました。
疾病管理庁では、職員の数がこれまでより600人近く増え、1500人規模になります。
感染症の発生を24時間体制で監視する組織を新たに設けるほか、研究機関も拡大・再編を行い、ワクチン開発の体制なども強化するということです。