アメリカ西部で続く史上最大規模の山火事を受け、トランプ大統領は１４日、カリフォルニア州に入りました。

山火事は、カリフォルニア州やオレゴン州、ワシントン州で発生し、地元当局によりますと、これまでに少なくとも３５人が死亡しています。

トランプ大統領はこの日、最大の被害が出ているカリフォルニア州に入り、ニューサム知事らから報告を受けました。また、トランプ大統領は、人命救助にあたった州兵７人に勲章を授与し、その対応を称えました。

トランプ大統領「彼らはミッションを完了し、２４２人の命を救った」

一方、大統領選挙で争う民主党のバイデン氏は、山火事の原因と指摘される地球温暖化への対策に後ろ向きなトランプ大統領を強く非難しました。

バイデン氏「トランプ大統領は専門家の意見に耳を傾けないし、この山火事の緊急事態にも対応できていない」

バイデン氏は、大統領に就任すれば、温暖化対策の国際的な枠組み、「パリ協定」にすぐに復帰する方針も改めて訴えました。