“露ドーピング”世界陸連前会長に有罪判決
東京オリンピック招致に関し、汚職の疑いが持たれているセネガル人の世界陸連前会長が16日、ロシアのドーピングをめぐる汚職事件で有罪判決を受けました。
世界陸連前会長のラミン・ディアク被告は、ロシアの組織的なドーピングの隠ぺいを図った見返りに、日本円にして4億円あまりを要求したなどとされ、フランスで収賄や資金洗浄などの罪に問われていました。
ラミン被告は無罪を主張しましたが、16日、パリの裁判所は禁錮4年と罰金50万ユーロ、日本円でおよそ6200万円の有罪判決を言い渡しました。フランスの法律で、禁錮4年のうち、2年は実刑が科される判決です。
ラミン被告は、来年に延期された東京オリンピックの招致に絡む不正も疑われていて、JOC(=日本オリンピック委員会)の竹田前会長が、贈賄の疑いでフランス当局の本格捜査の対象となっています。