H&M 強制労働指摘の中国企業取引停止へ
スウェーデンのアパレル大手「H&M」は15日、中国の少数民族であるウイグル族を強制的に働かせていると外部から指摘を受けた中国企業からの製品の供給を停止すると発表しました。
「H&M」が取引を停止するのは、中国の安徽省にある製糸会社です。「H&M」によりますと、納入業者の一部がこの中国企業が運営する工場から糸の供給を受けていて、間接的な取引があるとして、今後1年以内に取引を停止させるということです。
この中国企業をめぐっては、オーストラリアのシンクタンクが今年3月に、ウイグル族を強制労働させていると指摘していました。
ウイグル族の強制労働の問題をめぐっては、アメリカのトランプ政権が14日、中国の新疆ウイグル自治区で生産される綿製品などの一部が、強制労働で作られたとして、輸入禁止を発表しました。