沖縄知事、米高官に抗議 米兵暴行事件で
アメリカを訪れている沖縄・仲井真県知事は22日、アメリカ政府高官と会談し、海軍兵士による暴行事件について抗議するとともに、綱紀粛正の徹底を求めた。
仲井真知事は22日、国務省でキャンベル次官補らと約30分にわたり会談、その大半が今回の暴行事件に割かれた。キャンベル次官補は会談の冒頭で、今回の事件について謝罪した上で、「沖縄県民にとって受け入れがたいこと。知事の発言を踏まえ、全ての措置を取っていく」と強調したという。
会談後、仲井真知事は「(沖縄県民は)兵士や家族の皆さんに失礼なことをした記憶はない。みんな、あなた方からの事件。非常に問題がある。再発防止という生やさしいものでなく、しっかりやってもらわないと、県民の心は離れますよ、ということを申し上げた」と述べた。
また、会談の中で仲井真知事は、アメリカ軍の新型輸送機・オスプレイの配備見直しも求めたが、アメリカ側から具体的な回答はなかったという。