米大統領選・終盤戦 両陣営“総力戦”に
アメリカ大統領選まであと1週間です。トランプ大統領は、27日も激戦州など3つの州を回り、最終盤の訴えを続けています。
選挙戦も残り1週間。両候補ともに、激戦州への出入りを繰り返して、動きが一気に活発化しています。
トランプ大統領「1週間後、ミシガンで勝利するぞ」
バイデン氏「あと1週間だ。あなた方が投票すればこの国の進む方向を変えることができる」
トランプ大統領は、日中の気温が3℃まで冷え込んだミシガン州など中西部3州を回り、このあと西部ネバダ州ラスベガスに移動し宿泊します。28日はアリゾナを回った後、全米を東西往復する形で、夜にはフロリダ州に入るという強行日程です。
バイデン氏もこの日、支持基盤の黒人票がカギを握る南部ジョージア州の2か所で、追い込みをかけました。
一方、最終盤を迎え、両陣営は総力戦の様相を呈しています。27日はメラニア夫人が、初めて単独で集会を開きました。
メラニア夫人「夫ドナルドはファイターです。彼は国を愛し、日々戦っています」
一方で、バイデン陣営は、人気の高いオバマ前大統領を再び大票田フロリダ州に投入しました。
オバマ前大統領「トランプ大統領は仕事や人を助けることより、自分や友人にしか関心がない」
選挙戦は残り1週間、ポイントが絞られてきました。その鍵となるのが大激戦となっているフロリダ州です。最新の支持率の平均は、その差わずか0.4ポイント。このフロリダ州は、大票田かつ、結果も早ければ選挙当日の3日夜に判明するとの見通しもあって、ここを最初にトランプ大統領が落とすような事態となれば、バイデン大統領誕生が一気に現実味を帯びてきます。