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シンガポール、男性同士の性交渉を違法とする刑法の条項を撤廃へ

2022年11月29日 21:47
シンガポール、男性同士の性交渉を違法とする刑法の条項を撤廃へ

シンガポールの議会は29日、男性同士の性交渉を違法とする刑法の条項を撤廃することを賛成多数で決めました。

シンガポールの刑法では、男性同士の性交渉について、最長で2年の禁錮刑を科すと定めています。

性的少数者=LGBTQの団体が「時代遅れだ」などとして撤廃を求める裁判を起こす中、シンガポール議会はこの刑法の条項を撤廃することを賛成多数で決めました。

一方で、シンガポール政府は、同性婚については引き続き、認めない考えを示しています。

アジアでは台湾で同性婚が合法化されたほか、タイでも事実上、同性婚を認めるなど、性的少数者の権利を擁護する動きが広がっています。

ロイター通信によりますと、LGBTQ団体の代表は、性的少数者のカップルについて「社会で認められ、保護される権利がある」と同性婚についても認めるべきと主張しました。