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米大統領選まで4日 中西部の激戦州で訴え

2020年10月31日 6:29

アメリカ大統領選挙まであと4日。トランプ大統領とバイデン候補は、ともに中西部の激戦州を相次いでまわっています。

自動車などの製造業が盛んなミシガン州に入ったトランプ大統領は、「私が雇用を作り出す」と労働者層に向け何度もアピールしました。

共和党・トランプ大統領「この選挙は、ミシガン州の経済的な生存がかかっている。バイデン氏は経済をかき消すが、私はウイルスを消し、経済を改善させる」

トランプ大統領は「バイデンは中国に雇用を流出させた」「彼に投票すれば、ミシガンの多くの産業の雇用は消滅する」などと中国とバイデン氏を結びつけて危機感を煽りました。

一方、バイデン候補は、農業州のアイオワ州で集会を開き、自身が副大統領を務めたオバマ政権と比べ、トランプ政権では、農業輸出が4割減ったと訴えました。

民主党・バイデン候補「(トランプ大統領は)農家が農場を失っているのに、農業が前よりも良くなっていると言った。自分を何様だと思っているのか」

また「新型コロナウイルスの感染拡大の責任を中国に取らせる」と訴え、中国に弱腰との批判も意識してか強硬姿勢をアピールしました。

二人は、この後、ともにウィスコンシン州とミネソタ州を相次いで回ります。いずれの州でもバイデン氏がリードしているものの、激戦となっています。この2つの州では、人種差別問題で全米に抗議デモが広がるきっかけとなる事件が起きていて、大きな争点になります。

トランプ大統領は31日はペンシルベニア州4か所を、1日は激戦州5州を回る予定にしていて、最終盤も活発な動きを見せています。