激戦州は軒並み大接戦…先見通せない状況に
アメリカ大統領選挙は投開票日を迎えました。ワシントンから最新の中継(矢岡亮一郎記者)です。
トランプ大統領は現在、ホワイトハウスにいて開票を見守っているものとみられます。開票作業は順調に進んでいますが、激戦州で軒並み大接戦となっています。
最新の開票状況について、アメリカ主要メディアの共同調査では、フロリダ州で僅差の戦いになっているほか、共和党の牙城だった南部テキサス州では開票率が84%で、トランプ大統領が51.8%、バイデン氏が46.8%と、現段階ではトランプ大統領が5ポイント上回っています。
また、バイデン氏の生まれ故郷で同じく激戦州の東部ペンシルベニア州でも開票率は43%で、トランプ大統領が55.3%、バイデン氏は43.3%となっていますが、バイデン氏に多くの得票が見込まれていた郵便投票の開票はこれからとなっています。
同じ激戦のアリゾナ州では開票率75%で、バイデン氏が53.6%、トランプ大統領が45.0%と、バイデン氏が8ポイントほどトランプ大統領を上回っています。
このほかの激戦州では、両候補が現在のところ、軒並み接戦となっていて、まだ先が見通せない状況です。
ただ、トランプ大統領としては、こうした激戦州ほぼ全てで勝利しなければ再選は厳しい情勢です。
トランプ大統領の最新の様子について、地元メディアは、側近との電話に「疲れた様子は見せているものの、勝利への自信をのぞかせている」ということです。
ホワイトハウスでは、イーストルームと呼ばれる部屋で数百人を集めたパーティーが開かれています。このパーティー会場では、トランプ大統領が演説を行う準備が進んでいるという情報も入ってきました。