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郵便投票の開票で混乱も… ペンシルベニア

2020年11月6日 10:54

アメリカ大統領選挙の開票作業が続く中、混乱も起きている東部・ペンシルベニア州から栗本直弘記者の報告です。

ペンシルベニア州の最大都市・フィラデルフィアの開票所前では、トランプ大統領に対する抗議活動が行われています。大統領は郵便投票の集計を認めない姿勢を示していますが、「すべての票を数えるべきだ」と強く訴えています。

そして、このグループとにらみ合っているのが、トランプ大統領の支持者です。郵便投票の開票をめぐり、対立が一層、際立ってきています。

ペンシルベニア州では開票が進むにつれ、トランプ大統領にバイデン候補が差を縮めていて、アメリカ主要メディアの共同調査では、開票率94%で、その差はわずか0.9ポイントです。

こうした中、トランプ陣営は、郵便投票で不正が起きていると主張し、開票作業を近くで監視することを裁判所から認められたと発表しました。

トランプ大統領の弁護団「1票でも違法な票が集計されれば、ペンシルベニアの合法な票が無駄になってしまう」

ただ、混乱から集計作業が一時ストップする事態も起きています。

一方、まだ集計されていない票は約25万票あり、州務長官は会見で、「結果判明までにはまだ時間がかかるだろう」としています。