“激戦”ペンシルベニア 郵便投票集計続く
アメリカ大統領選挙で、激戦の東部・ペンシルベニア州では、大量の郵便投票の集計が続けられています。ペンシルベニア州フィラデルフィアから栗本直弘記者の報告です。
ペンシルベニア州での勝敗が大統領選の結果に直結するともみられ、選挙管理当局は「正確な集計が重要」と強調しています。
ペンシルベニア州では、これまでに約260万票の郵便投票が選挙管理事務所に届けられ、100万票あまりの集計が残っています。さらに、この州では、6日までに到着した票は有効となっていて、集計が必要な数が増える可能性があります。
フィラデルフィア市 選挙管理局の責任者「正確に票を数えるしかない。それには時間がかかる。皆さんも私たちも待ちきれないのは同じ」
フィラデルフィアは都市部でバイデン氏への票が多いとみられます。アメリカ主要メディアの共同調査で、ペンシルベニア州では今のところトランプ大統領が約3ポイントリードしていますが、集計が進めばバイデン氏が大きく票を積み増す可能性もあります。
一方で、トランプ陣営は、郵便投票に不正があったとして訴訟を起こす構えも見せていて、決着がつくには時間がかかりそうです。