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ゴーン容疑者「日本引き渡しひどい状況に」

2020年11月11日 15:28

日産自動車の元会長、カルロス・ゴーン容疑者が10日、自身の逃亡を手助けしたとして、アメリカで逮捕された親子2人について、「日本に身柄が渡されれば、私以上にひどい状況に置かれる」などとする文書を裁判所に送っていたことがわかりました。

逮捕された元特殊部隊員のマイケル・テイラー容疑者とその息子は、日本への身柄引き渡しが決まりましたが、弁護団が裁判所に人身保護請求をしています。

こうした中、ゴーン容疑者は10日、弁護団を通じて裁判所に文書を送り日本の司法による人権侵害を訴えた上で、「親子2人の身柄が日本に渡されれば、私と同じか、それ以上にひどい状況に置かれるだろう」と主張しています。

裁判所はこうした主張を退けるとみられますが、弁護団は上訴する方針を示していて、身柄の引き渡しにはまだ時間がかかりそうです。