ゴーン容疑者“手助け親子”引き渡し認める
日産自動車の元会長カルロス・ゴーン容疑者の国外逃亡を手助けしたとして、アメリカで逮捕された親子2人について、裁判所は日本への引き渡しを認める判断をしました。
引き渡しを認める判断が下されたのは、元特殊部隊員のマイケル・テイラー容疑者と息子のピーター容疑者です。
2人は去年12月、カルロス・ゴーン容疑者が日本から中東のレバノンに逃亡するのを手助けしたとして5月にアメリカで逮捕され、東京地検が身柄の引き渡しを求めていました。
弁護側は保釈中の人物の逃亡を助けても罪には当たらないと主張していましたが、マサチューセッツ州の裁判所は4日、これを退け、引き渡しを認める判断をしました。
今後、国務省が引き渡しを認めれば、2人は日本に移送され、取り調べを受けることになります。