“ゴーン容疑者流用分”日産に申告漏れ指摘
保釈中に中東のレバノンに逃亡した日産自動車の元会長カルロス・ゴーン容疑者を巡り、日産が東京国税局からおよそ10億円の申告漏れを指摘されていたことが分かりました。
東京国税局から申告漏れを指摘されたのは日産自動車です。関係者によりますと、ゴーン容疑者や家族が会社のジェット機を私的に利用した費用や、東京やパリのマンションの家賃が経費として計上が認められなかったということです。
指摘された申告漏れの総額は、去年までの5年間でおよそ10億円だということです。
日産自動車は「税務調査は終了し、税務当局から更正通知を受け取った。通知に従い対応する」とコメントしています。
過去に指摘された分も合わせると、ゴーン容疑者による私的流用は8年間であわせておよそ11億5000万円に上ります。