ゴーン容疑者逃亡幇助の親子 引き渡し要請
日産自動車の元会長カルロス・ゴーン容疑者が中東のレバノンに逃亡した事件で、逃亡を手助けしたとされるアメリカ人親子がことし5月にアメリカ国内で拘束されたことを受けて、東京地検は、2人を日本に引き渡すよう請求しました。
東京地検が身柄の引き渡し請求を行ったのは、アメリカ陸軍特殊部隊の元隊員マイケル・テイラー容疑者と、息子のピーター容疑者です。2人は、カルロス・ゴーン容疑者が中東レバノンへの逃亡するのを手助けしたとして、東京地検特捜部が逮捕状をとっていました。
ことし5月、日本側の要請を受けたアメリカの捜査当局がアメリカ国内で2人の身柄を拘束したことを受けて、東京地検は日本とアメリカの犯罪人引き渡し条約に基づき、身柄の引き渡し請求を行いました。今後、アメリカ側が身柄の引き渡しを判断するものとみられます。