ゴーン容疑者逃亡 手助けの米国人2人逮捕
カルロス・ゴーン容疑者が中東のレバノンに逃亡した事件で、アメリカの捜査当局は、日本側の要請を受け逃亡を手助けした疑いでアメリカ人2人を逮捕しました。
日産自動車の元会長カルロス・ゴーン容疑者は、保釈中の去年12月に中東のレバノンに逃亡しました。東京地検特捜部は、この逃亡を手助けした疑いでアメリカ陸軍特殊部隊の元隊員マイケル・テイラー容疑者と息子のピーター容疑者の逮捕状をとっていて、アメリカの捜査当局が20日、日本側の要請に基づき、2人を逮捕しました。
裁判所の資料によりますと、ピーター容疑者はこの日、レバノンに出国しようとしていたということです。また、ピーター容疑者とゴーン容疑者が逃亡前に少なくとも7回、面会していたことや、逃亡当日の役割分担など詳細が記されています。
2人はアメリカの裁判所にビデオ形式で出廷し、日本への移送については今後、日本側からの正式な要請を受けて協議することになります。