ロシア軍、東部で攻勢強める「街の周囲3分の2が囲まれている」
ロシア軍はウクライナ東部の制圧を目指し攻勢を強めていて、特にルハンシク州の中心都市セベロドネツクで攻防が激しさを増しています。
セベロドネツク市の当局者は27日、「街の周囲3分の2が敵に囲まれているが、どうにか守っている。住宅の90%が被害を受け、60%は使用不可能だ」とSNSに投稿しました。
イギリス国防省は27日、ロシア軍がセベロドネツクを包囲しようとしているとの分析を明らかにしています。
ウクライナのクレバ外相は「東部はひどい状況に陥っている」として、西側諸国に一刻も早い重火器の提供を求めました。
ウクライナ クレバ外相「ウクライナには重火器が必要だ。ロシア軍が我々より優れている唯一の点は重火器の量だ」
クレバ外相は「大砲や多連装ロケットシステムがなければ、ロシア軍を押し返せない」などと訴えました。
一方、ロシアのプーチン大統領は旧ソ連5か国の経済会議に出席し、西側諸国の経済制裁を「事実上の侵略だ」と批判しました。
プーチン大統領「経済制裁は西側による事実上の侵略だ。我々は経済統合すべきだ」
プーチン大統領は、こう述べて5か国の結束によって制裁に対抗したい考えを強調しました。