今月２５日に亡くなったサッカー界のスター、ディエゴ・マラドーナさんの治療をめぐり、医療ミスの疑いがあるとして地元当局が主治医を捜査していることがわかりました。

ロイター通信によりますと、アルゼンチンの司法当局は２９日、医療ミスの疑いがあるとして、主治医のレオポルド・ルケ医師の勤務先や自宅を捜索しました。詳しい容疑は明らかになっていませんが、医療記録やパソコンなどを押収したということです。

マラドーナさんは今月初めに、硬膜下血腫の手術を受けた後、自宅で治療を続けていましたが、心臓発作のため、２５日に亡くなりました。

マラドーナさんの弁護士は迅速な治療を受けられなかったと主張していますが、ルケ医師は「医療ミスはなかった」と否定しています。

こうした中、葬儀関係者が、マラドーナさんの遺体と記念撮影をしたとされる写真がインターネット上で拡散しています。地元メディアなどで大きく報じられていて、警察が捜査を始めています。