急ピッチでワクチン準備 米病院にカメラが
アメリカで新型コロナウイルスのワクチンの承認が近づく中、接種に向けた準備を急ピッチで進めている病院にNNNのカメラが入りました。
取材に応じたのは、ニュージャージー州にある病床数360ほどの中規模病院で、ファイザーのワクチンの保管に必要な超低温冷凍庫が1台設置されています。
ナンシー・パラマラ薬学博士「(箱から)ワクチンが入ったトレーを取り出し、すぐに冷凍庫にいれます。マイナス70℃から80℃の超低温冷凍庫で、ここにいれるだけです。ワクチンの瓶はこれぐらいの大きさで1つに5回分入っています。(使用時は)薬剤部に持っていき、カウンターで約30分常温で解凍します」
解凍して希釈すると6時間以内に使い切らなければいけないため、綿密な接種計画が必要になるということです。
この病院では、1時間に20人から50人の接種を行えるように、敷地内の広い体育館に会場を設けていて、ワクチン接種に向けた準備が急ピッチで進められています。